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復活されたイエスさまが、いよいよ天に帰られる時になって、弟子のペテロに、これからの生涯や生き方について、いろいろ大切なことをお話しされました。するとペテロは、仲間でありライバルであるヨハネを指さして聞きました。
「主よ。この人はどうですか」 するとイエスさまは、ピシャリと言われたのです。
「それがあなたに何のかかわりがありますか。あなたはわたしに従いなさい」
(ヨハネの福音書21:22)
「横を見るな。上を見よ」イエスさまのこの言葉が、こう私の心の耳に響くのです。一般に言ってどうでしょう。私たち人間は、神さまのことより、隣の人のことの方が気になりますね。神さまがあなたをどう見られるか、神さまがあなたに何とおっしゃるかより、人があなたをどう見るか、人があなたに何を言うかですね。
人間がダメになる一つの確かな生き方は、上を、つまり神さまを見ないで、横を、つまり人ばかり見て生きる生き方だと思うのですが、いかがでしょう。
人間を向上させる確かな生き方は、上を向いて歩くことです。神さまを、イエスさまの愛を見上げて第一に発見できることは、自分自身の個性、主体性です。
小学校五年生がこんな詩を作りました。
「僕の小さな手/五本の指がみんな上を向いてついている/世界でたった一つの手だ」
なんと尊い発見でしょう。 世界何十億の男のうち、家内が「夫」と呼べるのは、この私一人。四人の子供が「お父さん」と呼べるのはこの私一人。神さまにとって、あなたも私もかけがえのない、世界でたった一人の魂なんです。ですからイエスさまは言われました。
「人は全世界をもうけても、自分の魂を失ったら、何になるか。」
だからイエスさまは、その一つの魂のために、十字架の上で血をお流しになりました。たといどんなに小さく、弱く、汚れた魂も、世界でたった一つの大切な魂、神さまが赦し潔めれば、生まれ変わって有益な魂になるのです。
横を見たらがっかりすることばかり。横を見て、威張ったりペシャンコになるのはやめましょう。上を見てください。イエスさまの愛の中に、あなたの主体性、世界でたった一人のあなたとして愛され、期待されていることを見い出して、力強く生きてください。
「それがあなたに何のかかわりがありますか。あなたはわたしに従いなさい。」
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